人狼で泣かないためのブログ

第3回:【預言者②】「預言者」信用争奪レースに勝利せよ!

◆「預言者」の信用は相対評価。
◆信用される要素とは。
◆攻めの2日目CO、守りの初日CO。
◆信用されない「預言者」あるある
◆何番目にCOするのが有利なのか!?

みなさんこんにちは。おおのです。
このブログ第3回なんですが、3回目にして
早くも人狼ゲームの本質を突くテーマになってしまいました。

「どうやって信じてもらうのか!?」を
書いてみたいと思います。
(僕がいつもゲーム中に信じられているかどうかは別にして。)

人狼ゲームでは
「ウソをつくこと」「ウソを見破ること」が
注目されがちです。
ウソに関してはゲームプレイ上のテクニックがいくつかあるのですが、
「信じる」「信じてもらう」はテクニックのみでは限界があって
最終的には誠意やパッションや態度という
他のゲームではあまり見られない要素が重要になります。
僕はこれが人狼ゲーム独自の面白さだと思ってます。

みなさんも大事な場面でプレイは完ぺきにしていても
なぜか最後の最後で信じてもらえずに負けたり、
負けた!と思ってる場面でもなぜか信じられて勝ったりすることが
あると思います。人狼ゲームはその瞬間が一番面白い!

今回はそんな信じてもらうためのお話です。

さて前回は「預言者」は村人チームにとって最も重要な役職であり、
一番大事な役目は「信用されること」というところまでお伝えしました。
ではその「信用」はどうやったら得られるのか?また失うのか?

◆「預言者」の信用は相対評価。

人狼ゲームにおいて、自分以外が何者であるか?という情報は
ほとんど存在せず、
預言者が複数人CO(カミングアウト=名乗り出ること)した場合、
その時点では村人視点では、あなたが真の預言者かどうかはわかりません。

信用を得るためには

① 村にとって役に立つ占いや推理をしてポイントを稼ぐ
② 偽物預言者の矛盾を指摘してライバルのポイントを下げる

この2つの行動を行い、村人の「信用できる預言者ランキング」で1位を
取る必要があります。

しかし、そのランキングを決定する票をもっているのは
村人だけではありません。
もし仮に、預言者COをしているのが
真預言者のあなたを含め2人(真預言者と狂陣もしくは人狼)だったら
残りは11票。
その11票の中には人狼サイドの票が3票あり、
あなたはその時点では3票分不利なのです。
従って、この信用レースに勝ち残るには積極的に動かなければなりません。
黙っていては信用は勝ち取れず、最初のマイナス3票差が響いて偽物に負けてしまうことでしょう。

真の「預言者」は信用を人狼陣営から奪わないといけないのです。

◆信用される要素とは。

では誰が真の「預言者」なのかを探している村人たちに
何をアピールすればよいのか。
僕が思う要素は以下の2つです。

・村のためにCOしたのかどうか
・村のために占いをしているのかどうか

「村のために」、これがキーワードです。
非常に当たり前のことを書いててこれでいいのか不安ですが、
この視点でしっかり説明することが信用を得るための第一歩です。

◆攻めの2日目CO、守りの初日CO。

初日にCOするということはそれだけで村に以下の情報を
伝えられます。
・自分が真の預言者である可能性
・ゲーム開始時にGMから知らされる
お告げ先の白(=人狼ではない人)1人の情報

もし初日に何も言わずに吊られたり、
咬まれたりするとこの2つの情報は伝えられません。
まずこの情報を伝えたかった、ということはCOの理由になります。
あなたのCOを信用できれば村人は
真預言・白1人・そして自分の3人を除く
10人に3人人狼がいることになるからです。
COしなければ12人中3人です。
当てずっぽうで村人が投票して人狼に当たる確率が
以下のように変わります。

※村人がノーヒントで人狼を当てる確率
〇初日に真「預言者」がCOし、信じられた場合
(真預言・白1人・自分を除いた)10人中3人=30%
〇初日に誰もCOしなかった場合
自分を除いた12人中3人=25%

なんと5%も上がりました。
COすることはそれだけでメリットがあるということです。
そして初日COには以下のメリットもあります。

・初日に吊られることがほぼなくなる。(総CO数によりますが)
・騎士の護衛などで初日に咬まれる可能性が下がる。
つまり2日目まで生きられることがほぼ確定します。

そして2日目まで生きられると以下の情報が村人たちに共有されます。

・真「預言者」の2日目の占い先の情報。
・初日に咬まれた人が誰か(=白1人が追加)。
・霊媒師の初日の結果。(真贋はおいとくとして)

2日目にはより高い精度の推理ができるようになります。

デメリットとしては、
3日目以降生きている確率が下がるということでしょうか。
しかし2日目までの情報でしっかり真を取れれば
「預言者」の最低限の役割は果たしているといえます。
最低限の「預言者」の役割をこなしたい!という場合は
初日COがおススメです。

では、攻めたい「預言者」はどうすればよいか。
そんなあなたには2日目COがおススメです。
まずメリットを挙げてみましょう。

・騎士の護衛などで3日目まで生きられる可能性が高い。
・占いの結果を3つ村人に伝えられる(初日の白+任意の占い結果×2)。
・初日COの狂陣預言者が咬まれる可能性がある。

この占い結果を3つ伝えられるのは

ではデメリットはなんでしょうか。

・初日に咬まれる可能性がある。
(=2日目以降乗っ取られる可能性大)
・村人の初日の推理の要素が少なくなる。

初日の吊りは最悪COすることによって回避することは可能ですが、
初日に咬まれることを避けるのだけはどうしても難しいです。
騎士もCOしていない「預言者」を守ることは困難です。

しかし、これらのリスクを潜り抜け、
無事2日目にCOして信用されれば
かなり強いので、初日を生き抜ける自信があれば
チャレンジしてみる価値はあります。
攻めた「預言者」をやりたい方はぜひやってみてください。

◆信用されない「預言者」あるある

では逆に信用されない「預言者」とはどんなものかを考えてみましょう。
それを知ることで、対抗の預言者に矛盾を指摘する武器にもなります。

① 自分の命を大切にしない
しつこいようですが「預言者」は村にとって最重要役職です。
もし議論で「預言者」から吊ろうという話になり、
その対象が自分に向けられたらキッパリと拒否しましょう。
その生存意欲が真「預言者」の証明でもあります。
(人狼ももちろん頑張ってきますが)

② 初日のお告げ先の白を守らない
2日目にCOしたい!と思っていても、
初日のお告げ先の白は守りましょう。
無理してCOする必要はありません。
議論の誘導や投票行動で守りましょう。
守らずに初日に吊られてしまうと2日目に
COした際に村人たちからどうして守らなかったかを
問い詰められて信用を落としてしまいます。

③ 村人の占ってほしい人を占わない
初日のお告げの白先はランダムですが、
2日目からは自分の意志で占うことになります。
この「誰を占ったか」という情報も村人にとっては大事な情報です。
よく「自分のことを疑ってきたから占った」という「預言者」がいますが、
それはみんなのための占いではありません。
あくまでも初日の議論から判断される
「この人の情報はみんな知りたいだろうな」と
思われる人を占うことが、信用につながります。
対抗預言者を占ってしまう、
という行為も村人のためにはなりません。

以上3点について気を付ければ真「預言者」候補レースから
脱落する可能性を減らせます。

◆何番目にCOすれば有利なのか!?

村人陣営が預言者の真贋を見極める際、
よく議論中に「〇〇さんは何番目にCOしたから信用できる」
という意見が出たりしますが、
何番目に出たから信用される、
ということはありません。
それぞれなんとでも言いようがあるからです。

1番目にCOした場合は「初日の投票先を限定させ、
議論を活性化したかった」と言うことができますし、
2番手は「偽物の預言者の意見で村人が
間違った投票を誘導されるのはいけないと思ったから」
と言えば反論しようがありません。

ただ3番手はちょっと特殊です。
なぜかといえば預言者が3人COするということは、
(真「預言者」・狂陣・人狼)もしくは(真「預言者」・人狼・人狼)の
いずれかとなり、人狼が最低1匹いるということが確定するCOとなります。つまり狂陣預言者は少々出づらいのが3番手COとなります。
3人COがあった場合、1番手・2番手が真の可能性である確率は
3分の1なのに対して、3番目COは真預言者である確率が2分の1
(真「預言者」or「人狼」)であることが多いのです。

また、3番手COの場合、先に対抗の預言者が
自分に初日のお告げの白を打ってくる可能性も高まります。
対抗預言者から白を打たれた状態で3番手COできる状態を整理すると
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
預言者A 偽物(人狼か狂陣)→初日に預言者B(自分)に白出し
預言者B 自分(真預言者)
預言者C 偽物(人狼か狂陣)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こういう状態になります。
預言者A目線では、預言者B(わたし)は狂陣ということになり、
預言者A=真預言者
預言者B=狂陣
なので、
預言者C=人狼で確定ということを表明せざるを得なくなります。

そういうわけで自分(預言者B)に白を打ってきた預言者Aに

「あなた目線、わたしは『狂陣』ということですよね、じゃあもう一人の預言者Cに投票できますよね?」

という必殺フレーズが使え、
偽物預言者の投票を
もう一人の偽物預言者に誘導することができます。
つまり偽物同士をつぶしあうことができます。

というわけで3番目の預言者COは
少し有利になるので狙っていきたいですが、
3番手を狙うあまりCOするタイミングが
議論時間ギリギリになるとそれはそれで信用が落ちるので、
状況次第で使い分けましょう。

以上が僕が考える「預言者」が信用をとるための大事な要素です。
「こうすれば絶対信用される!」という方法は残念ながらありませんが、
大事なのは真「預言者」の候補から外れてはならないということです。
とは言えウッカリしてミスすることもあると思いますが、
その際は

「ウッカリしてました。すいません」

と速やかに謝りましょう。
そこで取り繕うと怪しく見えてしまうものです。
現実と同じですね。

「預言者」に関しての基本はこれで終わりです。
次回は「霊媒師」の基本編になります。

★今回のまとめ★

・真「預言者」の信用は相対評価。信用レースから脱落しないことが大事。
・生存意欲はとても重要!対抗預言者への敵意は忘れてはいけない。
・村人が知りたいところを占うべし。
・無難にこなしたければ初日CO、攻めたければ2日目COを狙おう。
・うっかりミスしたらすぐ謝ろう。「預言者」は信用が命!

↓参加しましたので一押しいただけると大変うれしいです。


にほんブログ村