◆「狂陣」の能力とは。
◆「狂陣」は人狼ゲーム唯一のサポート職。
◆「狂陣」のコツは村の「情報」をつぶすこと。
①偽「預言者」としてCOする場合。
②偽「霊媒師」としてCOする場合。
◆命を粗末にするのは厳禁!吊られるなら効果的に。
◆時にはご主人様に逆らうことも大事!
みなさんこんにちは。
アルティメット人狼前日の練習会では負けなしの男、おおのです。
さて、今回は人狼ゲームで一番特殊な役職「狂陣」についてです。
◆「狂陣」の特徴とは。
①「人狼」が勝つことが勝利条件。
②「狂陣」は誰が「人狼」かを知らない。
③「預言者」が「狂陣」を占っても判定は「白」(=人狼ではない)が出る。
「狂陣」の勝利条件は全役職の中で一番複雑です。
自分より優先すべき命がある、という点でも一番特殊な役職です。
また、「人狼」が味方ですが、自らは誰が味方の「人狼」なのかもわかりません。
議論中は村人サイドのふりをしながら、頭の中では「人狼」を探し、
その見えない「人狼」が生き残るように村の議論を誘導、もしくは混乱させなければ
いけないという非常に頭の中が忙しい役職なのです。
◆「狂陣」は人狼ゲーム唯一のサポート職。
前述の通り、「狂陣」は「人狼」が生き残らないと勝てません。
自分が生き残っていても「人狼」が生き残ってくれなければ何の意味もないのです。
そういう意味で他のどの役職とも違います。
「人狼」が生き残るためにサポートをすることが「狂陣」の役目なのです。
他の役職では自分の命が陣営のライフとしてカウントされるのに対して、
「狂陣」だけは自分の命が味方の人狼陣営のライフにカウントされず、
敵である「村側陣営」のライフにカウントされてしまいます。
しかし、逆に言えば、自分の命が減る=村人陣営のライフが1減る、と
考えれば、自分が吊られると、村人陣営のライフが1減り、かつ村の
吊りの一手を減らすことができます。自分の命を犠牲にするならば
「人狼」に襲撃されるよりは吊られる方が
人狼陣営に貢献できるというわけです。
◆「狂陣」のコツは村の「情報」をつぶすこと。
では実際にどのように「人狼」にサポートすればよいのか?
コツは「村に確実な情報を残させない」ことです。
これは「人狼」の時にも応用できますのでぜひ覚えておいてください。
「村人」はゲーム開始時には
・自分が「村人」であるということ。
これしか確実な情報を持っていません。
推理のための情報はゲーム開始後に集めていくしかないのです。
推理のために「村人」が知りたい情報は主に以下の5つです。
―――――――――――――――――――――――――――――
①誰が真の「預言者」か。
②その真の「預言者」が誰を占い、
誰を「白(人狼ではない)」(もしくは「黒(人狼)」と言ったか)
③誰が真の「霊媒師」か。
④その真の「霊媒師」が前日吊られた人を「白」と見たか「黒」と見たか。
⑤「黒」(もしくは「白」)の判定が出た人に投票したのは誰か。
―――――――――――――――――――――――――――――
上記の情報を「村人」陣営は昼の議論で探そうとしてきます。
つまり、この5つの情報を「確定した情報」にしなければ
極めて推理が難しくなり、「村人」たちが誰を吊ればよいのか
意見が統一できなくなり、「人狼」が生き残る確率が上がるということです。
では具体的に、どのようにしてこの情報をつぶしていくか考えてみましょう。
まず、①と③ですが、これは簡単です。
1⃣本物がCO(=カミングアウト)する前に人狼が襲撃する、
もしくは昼に吊る。
2⃣偽物がCOして誰が本物かをわからなくする。
このどちらかで、村人陣営に確実な情報は残らなくなります。
しかし、1⃣は「狂陣」ではどうしようもなく、「人狼」が襲撃してくれるかはわかりませんので、
「狂陣」は積極的に2⃣を狙っていきましょう。
特に狙いたいのが村にとって最重要な役職である「預言者」でのCOです。
①偽「預言者」としてCOする場合
「人狼」にとって一番怖いのは潜伏しているラストウルフの場所を特定されるのが
一番怖いことなのですが、「狂陣」がCOするだけで、
その「預言者」の真贋を特定することができなくなります。
つまり、「預言者」として「狂陣」がCOしてくれれば、
例え「預言者」に潜伏している「人狼」が見つかってしまっても、
「人狼」は「狂陣」であるあなたを真の「預言者」として主張することで、
言い逃れをする余地ができるということなのです。
確実な役職者の情報を出させないこと=「人狼」の身になにかあった場合
言い逃れをする余地を作るということです。
まさしくこれば「人狼」をサポートするということなのです。
また、何番目にCOするかという問題ですが、
「狂陣」ならば早めのCOをオススメします。
なぜならば、3番目にCOをしてしまうとその3人の「預言者」の中に
必ず「人狼」がいるということが特定されてしまいます。
(2人までなら「預言者」「狂陣」の組み合わせの可能性が大きいが、
3人だと「預言者」「狂陣」「人狼」、「預言者」「人狼」「人狼」の
組み合わせのどちらかとなり、
「人狼」が最低1匹はいることが全員にわかる。)
遅くとも2番目までにCOするのが無難なCOの仕方と言えます。
そしてせっかくCOしたのですから、
「村人」には真の「預言者」と思ってもらいたいですよね。
しかし、あまりにも真の「預言者」と思われてしまっては、逆に
「人狼」からも真の「預言者」と思われてしまいます。
夜に襲撃されるとせっかくの「人狼」の襲撃の一手を
無駄に使わせることになります。
というわけで
・「村人」陣営には真の「預言者」かも・・・と思わせる。
・「人狼」には自分が「狂陣」であるということを伝える。
これができれば偽「預言者」としては大成功というわけです。
真の「預言者」と思ってもらうための占い方は
以前このブログで書いた通りです。
※参考
(第2回 ポンコツ「預言者」呼ばわりされないために覚えておきたいこと)
(第3回 「預言者」信用争奪レースに勝利せよ!)
基本的にはこちらにのっとって占い先を指定(したふりを)しましょう。
占い理由も真「預言者」の時と同じで構いません。
その上で、以下2点を狙いましょう。
・「人狼ではなさそう」そうな人に「黒出し(人狼判定)」をする。
・「人狼」っぽい人に「白出し(人間判定)」をする。
このどちらかが決まれば、自分が「狂陣」であることが「人狼」に
伝わります。(「人狼」は誰が「人狼」か、そうでないかを知っているため)
こうすることで村人陣営には真「預言者」かも、と思わせ、
「人狼」には「狂陣」と伝えることができます。
「狂陣」でよく使われる、超無難な「黒出し」の方法は
・真「預言者」が「白出し」している人に対して「黒出し」をする。
です。
これならば「狂陣」の偽「預言者」が「人狼」に「黒出し」を
してしまう、いわゆる「狂陣誤爆」を防ぐことができます。
「村人」からは「狂陣っぽい!」と言われてしまいますが、
その場合は「いや、怪しいと思ったから占っただけですよ。」と
きっぱり反論しましょう。
②偽「霊媒師」としてCOする場合。
偽「霊媒師」のCOの時に気を付けたいのは
やはり3番目のCOは初心者のうちは避けた方が無難です。
(「霊媒師」が3人COした場合、ほぼ確実に「霊媒師」から吊る流れになります)
また霊媒結果ですが、こちらも偽「預言者」同様。
・「人狼ではなさそう」そうな人に「黒出し(人狼判定)」をする。
・「人狼」っぽい人に「白出し(人間判定)」をする。
以上2点を心がけてください。
そして「黒出し」した場合はきちんと翌日の議論で
投票した人を洗いましょう。
↓信用されるためにこちらも参考にしてください。
(参考リンク)
第4回 もう「霊媒師」ローラーしたいなんて言わないよ絶対。
また偽「騎士」COをしたり、もしくはCOしない「潜伏狂陣」という方法もありますが、
初心者にはあまりオススメできません。
うまくいけば村を混乱させることはできるかもしれませんが、
偽「騎士」「潜伏狂陣」は空振りに終わるケースが多いのです。
(その前に「人狼」に襲撃されたりすることが多いです)
そして何より「狂陣」が「預言者」「霊媒師」を騙らないため、
議論で真「預言者」、真「霊媒師」の確定がされやすくなってしまいます。
あくまで「狂陣」のお仕事は村に「確実な情報」を残させないことですから、
無難に「人狼」のサポートをしようと思うのなら「預言者」「霊媒師」の
どちらかでCOすることをオススメします。
◆命を粗末にするのは厳禁!吊られるなら効果的に。
人狼をやっている人の間でよく言われるのが
「狂陣は吊られればそれだけでOK」ということですが、
ただ吊られるだけではもったいないです。
せっかく吊られるならできるだけ効果的に吊られたいですよね。
※良い吊られ方
・真の「預言者」、真の「霊媒師」かもしれないと思わせて惜しまれつつ吊られる。
※悪い吊られ方
・偽物だとバレて吊られる。
偽物だとバレないために真「預言者」「霊媒師」としてしっかりと村のために
狼を探しているふりをして議論で積極的に発言しましょう。
しかしどれだけ頑張っても破綻してしまうこともあるかと思います。
(預言結果で「黒出し」した人が「人狼」の襲撃にあってしまう、など)
その場合も決してあきらめてはいけません。
「申し訳ない!さっきの占い結果は逆でした!」とかなんとか言って
ジタバタして議論の時間を減らすよう努めてください。
(やりすぎるとマナー違反なのでほどほどに。)
◆時にはご主人様に逆らうことも大事!
預言者が3人COしてしまった場合、「狂陣」であるあなたの目には
残り2人が「真預言者」「人狼」であることがわかっています。
その場合、対抗してきた「預言者」を責めるとそれは守るべき「人狼」を
50%の確率で責めることになります。
そのため、対抗の「預言者」を責めることができなかったり、
投票できないケースがよく見られますが、そこは遠慮はいりません。
どうせ3人COが出た段階で「人狼」が最低1匹いることは
村人陣営にはわかっているわけですから
「預言者」もいずれは処刑の対象になります。
その時あなたが対抗の「預言者」に投票できないでいると、
村人陣営に「狂陣」であることがわかり、
かえって「人狼」の位置を特定されやすくなります。
遠慮せずに対抗の「預言者」にかみつくことで
自分が真「預言者」であることをアピールして、
村人陣営に確実な情報が残らないようにしてやりましょう。
「この対抗預言者に投票できる私が狂陣に見えますか?見えませんよね!
なぜなら真の預言者だからです!」
このくらいのことは言っても大丈夫です。
「人狼」としてもその方が気兼ねなく対抗「預言者」と戦うことができ、
結果として村人陣営からは誰が本当のことを
言ってるのかわからなくなります。
以上が僕が考える「狂陣」としての基本的な考え方です。
いかがでしたでしょうか。
「狂陣」は色々気配りが必要で大変ですが、
積極的にウソをついて村に混乱を起こしちゃってください。
次回はいよいよ「人狼が役職者を騙る方法」について書きたいと思います。
◆本日のまとめ
・「狂陣」は「人狼」のサポート職!
・「村に確定の情報を残さない」ことが「狂陣」のお仕事。
・真の「預言者」「霊媒師」の可能性を残して吊られよう。
・役職者騙りの場合の対抗COには遠慮は禁物!
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