人狼で泣かないためのブログ

第12回:初日に作戦を提案してみよう。

◆初日に作戦を提案するということ。
◆作戦は大きく3種類。
◆作戦を活かすために周りも盛り上げよう。

みなさんこんにちは。最近は風邪予防のために靴下重ね履きしています。おおのです。

さて今回はゲームの戦局を左右する「初日の作戦」について書いていきたいと思います。

僕は人狼会に行く際は必ず作戦を1つは用意してから行くようにしています。

なぜならば作戦を立てて行くと以下の良いことがあるからです。

・初対面の人がいても議論が進みやすい。
・なんとなく初日作戦提案してくれた人は村人に見える。
・「人狼ゲーム」を楽しみにしてきたという前向きな姿勢をアピールできる。
・勝った時、自分のおかげだと言い張ることができる。

このように良いことずくめなので、もし初日に作戦を提案したことがない、という人がいればぜひチャレンジしていただきたいです。自分でゲームの流れを作れるようになると、それだけでも楽しいですし、その作戦のおかげで勝てたりするとみんなから感謝されます。

◆初日に作戦を提案するということ。

なぜ初日に作戦が必要なのでしょうか?

それは人狼ゲームの初日のスタート時、まったく推理の手がかりがないため、

何か議論を動かす必要があるからです。

初日は当然ですが、何も情報がありません。しかし、議論の終わりに誰かを投票で追放しなければなりません。「人狼」は仲間が誰か分かっており、票を村人陣営に寄せるのはとても容易ですから、何も村の議論に動きがなければ、村人陣営の誰かが吊られてしまう可能性が高くなります。だから村人陣営には「作戦」による議論の活発化が必要なのです。

◆作戦は大きく3種類。

ではどんな作戦を提案すればよいでしょうか。

村人陣営の目的は「人狼」を見つけ出し投票を集めることですから、

基本的に「村のため」である必要があります。

「村のため」の初日の作戦のパターンとしては3つあります。

①怪しい人を投票対象に挙げ、「人狼」を積極的に見つけに行く作戦。

②村人陣営にとって大切な「預言者」「霊媒師」を明らかにして守る作戦。

③信用できる「村人」を挙げて、「人狼」の居場所を狭めていく作戦。

どの作戦パターンも共通しているのは「初日の議論を活性化させることが目的」ということです。

村人陣営が「人狼」を見つける手がかりを得るのにはより多くの情報が、できるだけ早い段階に多く揃うことが大事です。自分が気付かなくても、他の村人が気付く手がかりがあるかもしれないので、どんな情報でも早く多く出ることが何より大事です。

①は初日の早い段階で挙動などから怪しい人を何らかの手段でピックアップし、投票先の候補を絞る(3~4名が多い)ことで、その中の人から情報を出させるというものです。

「人狼」っぽい人をどうやって探すのかは難しいですが、はっきり言って3~4名に候補が絞れる作戦であれば何でもかまいません。大事なのは候補が揃ってから、その中から役職のCO(カミングアウト)があったり、自分が白(人狼ではない)というアピールが始まったりして、議論が活性化することにあります。

②は「預言者」「霊媒師」をCOしてもらって、そこを軸に村の推理を進めるものです。「人狼」サイドは真「預言者」、真「霊媒師」が確定すると大変困ります。確定すると「騎士」が守りやすくなり、次の日に確実に預言の結果や、初日の霊媒結果が情報として出てしまい、その確かな情報元に、「人狼」の位置が特定されやすくなるため、それを阻止するために対抗COしてきます。対抗のCOと合わせて「預言者」「霊媒師」が合計4名以上出てくると「人狼」がその中に必ずいる(1名しかCOがないと「狂陣」の可能性が高いため)ことになり、村人陣営の推理が進みます。

③は即効性が低い作戦ですが、誰が「村人」っぽいのかという情報も意外に重要です。「人狼」が「人狼」に言う可能性もありますが、基本的に「村人」っぽいと多くの人に言われる人は初日の段階では「村人」と思って大丈夫です。大事なのは「村人」っぽい人をどんどん外していき、「人狼」にプレッシャーを与えることですので、なるだけ手早く行いましょう。

誰が誰を「村人」っぽい、「人狼」っぽいと言ったかみたいな情報はゲーム後半に活きてくるケース(霊媒結果で確定した「人狼」が誰を「村人」っぽいと言ってたか?など)がありますので、できるだけ記憶するように頑張りましょう。

◆作戦を活かすために周りも盛り上げよう。

3つの基本をもとに、オリジナリティを付け加えて楽しい提案ができるとベターです。

「メガネかけている3人」でも「たけのこニョッキゲームで負けた人3人」でも「なんとなく選んだ3人」でもなんでも議論の活性化につながればとりあえずOKなので恐れずに提案しましょう。また、人狼経験者の方は極力作戦を提案してくれた人に敬意を払って、楽しく乗っかってあげてほしいと思います。。

たとえ「人狼」陣営のカードを引いていても、作戦を提案したり、他人の作戦に積極的に参加することによって、白アピールすることはいくらでもできます。また村人陣営の作戦を受け切って勝つ方が勝った時の嬉しさも大きいので、提案された作戦はポジティブに受け止めて楽しいゲームにしましょう。作戦を提案して却下されると本人は悲しいですし、何よりその時間がもったいないです。

いかがでしたでしょうか。これから年末にかけてパーティなどで人狼ゲームをプレイする機会も多いと思いますので、パーティに合わせたテーマ(クリスマスとか忘年会とか)の作戦を用意していくと、場が盛り上がって良いかもしれません。いい作戦があったらぜひ僕にも教えてください。

次回は引き続き初日をテーマにした「初日の投票の基本的な考え方」を書いてみたいと思います。

本日のまとめ
◆積極的に作戦を提案してゲームを支配しよう。
◆作戦の基本は「村のため」になる提案であること。
◆作戦パターンにオリジナル要素を足してゲームを盛り上げよう。
◆他の人が提案してくれた作戦には積極的に乗っかろう。

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