人狼で泣かないためのブログ

第17回:【村人④】「預言者」の真贋の見極め方

◆「預言者」の真贋から推理を進めるという考え方。
◆カギは初日にアリ。
◆バランスはとるべきか?という課題。

みなさんこんにちは。キノコのプランター栽培キットを買うかどうか悩み中の男、おおのです。

◆役職者の真贋から推理を進めるという考え方。

みなさんは「人狼ゲーム」で推理を進める際、何を手がかりにしますか?

特に自分が「村人」の場合、確実な情報が少なく、困ることが多いかと思います。

そんな時、頼りになるのが「預言者」「霊媒師」といった役職者たちです。彼らは「村人」より多く情報を持っており、その情報から出る推理に「村人」たちに投票の協力を呼び掛ける必要があるためたくさんの情報を発信してくれます。ただし、「人狼」「狂陣」も黙って見過ごしてはくれません。ウソのCO(カミングアウト)や役職者を襲撃して確実な情報が出ないよう、かく乱してきます。

そんな時、頑張らないといけないのは「村人」たちです。誰が真の「預言者」「霊媒師」なのかを見極めることができないと「人狼」サイドにいいようにやられてしまいます。「村人」にとって「人狼ゲーム」は「人狼」を探すゲームですが、「預言者」「霊媒師」を見極めるゲームと言い換えることができます。たとえその頼りになる能力者が不運にも初日に襲撃されてしまったとしても、その人が本物であるということがわかればそこを起点とした推理を進めることができますので、ぜひ見極め方はマスターしたいですね。

では今回は本物の「預言者」を見極める際のポイントとは何か、「村人」目線で考えてみましょう。

◆カギは初日にアリ。

真の役職者が絶対に信用されるCOの仕方というのは存在しません。

あるとしたら「預言者」5COのあとの「霊媒師」COとかですが、そんな状況はまずありえません。というわけで真の役職者は「信じてほしい!」というメッセージを発しながらCOしてくるのです。

逆に言うと「信用を失うような行動は役職者は取りづらい」、ともいえます。

例えば真の「預言者」の場合、下記のような信用を失いそうな行動はとりたくないと思っています。

①自分のお告げ先(ゲーム開始時にGMから教えられる「人狼でない人」)が吊られそうなのに助けない。
②自分が吊られそうなのにCOしない。
③偽「預言者」CO者が誰かに黒出し(「人狼」であると占った)した場合、その黒出しされた人を助けない。(偽「預言者」の黒出し先なので自分目線では白である可能性が高いため)

逆に言うとこのような行動をとる「預言者」がいれば村人目線怪しい「預言者」となります。

え、そんなこと人狼サイドもわかってるから偽「預言者」も同じことをしてくるんじゃないの、ですって?それはその通りです。偽「預言者」も信用されたいですから、最初から「今日は預言者騙りで行くんだ!」と決意した偽「預言者」なら同じように気を付けることでしょう。

しかし「人狼ゲーム」とは予定通りにはいかないもので、予定通りの展開になることの方がほとんどないことは、経験者ならおわかりいただけるかと思います。

「人狼」にはどうしても偽「預言者」COしないといけない事情というものがありまして、それは下記のような事態です。

1⃣「狂陣」が霊媒師CO時、真「預言者」が一人しかCOせず、このままでは「預言者」が確定しまいそうな時。
2⃣仲間の「人狼」の一人が「預言者騙り」もしくは「村人CO(能力者ではない)」と宣言した後、もう一人の「人狼」仲間が真「預言者」に占われて黒出し判定されてしまった。
3⃣2日目の議論開始時、真「預言者」がこっち見てニヤニヤしている。

このような場合は潜伏予定であった「人狼」も動かざるを得なくなってしまいます。

そういった場合、前述の①~③の「真『預言者』であれば取らないであろう行動」をとってしまいがちなのでそこをしっかり見ることが重要です。

特に予定変更で急遽「預言者騙り」をすることになった「人狼」は以下のようなことが多いです。

・お告げ先の人が初日吊られそうな候補に入っていたけど擁護していない。
・自分も吊られそうな候補なのにCOしていない。
・対抗の「預言者」CO者から白出し(「狂陣」の預言者COから)されていたのにその時にCOしなかった。(白出しされると「人狼」の襲撃に合う可能性がある)

こういったおかしな行動を見つけることが「預言者」の真贋を見極める指針となります。「預言者」を吊るタイミングになったら思い出してください。

◆バランスはとるべきか?という課題。

「預言者」COもしくは「霊媒師」COしている2人を吊ることになった場合、次の日、もう片方のCO者を吊ってバランスをとるかどうかという議論になることが多いです。バランスをとって、2人とも吊ると、確実に一人は人外(「人狼」か「狂陣」)が吊れるという安心感が得られます。しかし、ただ単に2人とも吊るのはただのローラーであり、そこには推理がありませんので、そういうバランスのとり方は個人的にはおススメしません。

ただ、自分が信じている方の「預言者」「霊媒師」が吊られてしまった次の日は別です。

その場合はバランスとか言ってる場合ではありませんので、全力で対抗の「預言者」を吊りに行きましょう。

その説得のために他のみんなに対して「バランスとりませんか?」という提案はアリです。

いかがでしたでしょうか。

「人狼ゲーム」はできれば他人を信じて勝ちたいですが、偽物の役職者を見極め、そこを推理の起点とする消去法も推理には役立ちますのでぜひ活用してみてください。

次回はずっと書きたかったテーマ「魅せる人狼」について書いてみたいと思います。

本日のまとめ
・「預言者」は変な行動をしない。
・「人狼」は「預言者」を騙らざるを得ない場合がある。
・仕方なく「預言者」COしてきた「人狼」には矛盾した行動が多い。
・思考停止のバランス吊りはNG。

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