人狼で泣かないためのブログ

第25回:【人狼】「襲撃先」を決めるのは誰だ?

◆襲撃先は基本的に自由!大事なのは襲撃した後に議論で何を言うか。
◆初日に役職者カミングアウトがなかったらチャンス!
◆「預言者」騙りした場合は襲撃をリードするのが吉!
◆常に「騎士」の護衛は念頭に置いておく。

みなさんこんにちは。ていねいな暮らしを目指すため「サンキュ!」の購読を開始した男、おおのです。

さて皆さんは「人狼」を引いた時、襲撃先をどうやって決めていますか?

え、まさか全部他の「人狼」仲間に任せてるんじゃないでしょうね?(自分は大体そうですが)

もちろんそれでも問題ありませんが、せっかくゲームに参加してなかなか引けない「人狼」を引いたのですから、遠慮していてはもったいない!そう、MOTTAINAI(©ワンガリ・マータイ)のです。

今日は襲撃をリードできるようになる考え方をお伝えしたいと思います。

◆襲撃先は基本的に自由!大事なのは襲撃した後に議論で何を言うか。

夜の時間に襲撃をキメた翌朝、襲撃者が発表されると唐突に村人たちが「あれ?なんでそこ噛むの?」とか「そこ噛んでくれてラッキー!」とか言い出して「あれ?俺の襲撃先まずかったかな……、もしかして俺下手くそなのでは……?」と思ったことはありませんか?

これは心配しなくて大丈夫です!村人たちは自分たちもわかってないのに狡猾に「人狼」をあぶりだそうとしているだけです。たとえ真の「預言者」が「村人」目線でほぼ確定していて、まだ占われていない人が残り二人(自分含む)の状況で、もう一人の占われていない「村人」を襲撃した場合でも大丈夫です。正確には大丈夫ではないかもしれませんが、まだ言えることは残っています。

例えば

「この状況を見てください!こんな自分が『人狼』であることを確定させるような襲撃を僕がやると思いますか?僕は『人狼』ではないんです!」

などが一例です。

一番まずいのは「村人」たちが「この襲撃先は『人狼』がミスったんじゃないの?」と言った際ひるんでしまうことです。必ず言い返せることがあるのでひるまず自分も「そうだねー、ラッキーだね。」と言ってその場はやりすごしましょう。

それでも言い返せない場合ももちろんあります。(「預言者」騙りして、黒判定を出した「村人」を襲撃してしまった場合、など)。その場合は「狂陣」のふりをするかすっとぼけて後は仲間の「人狼」に託しましょう。

◆初日に役職者カミングアウトがなかったらチャンス!

初日の議論でお互い牽制しあって初日の議論で誰も役職者のカミングアウト(以下:CO)せずに議論が終了した場合は「人狼」にとって大チャンスです。そう、大ちゃんス打線(©山下大輔)です。

なぜチャンスなのか?この場合「人狼」には以下2つのチャンスが発生しているからです。

①初日襲撃した人が真の「預言者」「霊媒師」「騎士」の可能性がある
(役職者騙りしたい「人狼」にとっての乗っ取りチャンス)
②初日襲撃した人を真の「預言者」「霊媒師」「騎士」と言い張ることができる。
(潜伏したい「人狼」が「預言者」に黒判定出された場合などに言い返せるようになる)

①と②を組み合わせると、2日目に「預言者」と「狂陣」が「預言者」COした場合などに、

「もしかしたら初日に襲撃された〇〇さんが真の『預言者』で今COした二人は両方偽物なんじゃないの?」など、さも人狼ゲーム上級者を装ったコメントをすれば、他の「村人」も「そうかも……。」と思ってくれるかもしれません。

初日に役職者のCOがなく、初日の襲撃が成功すればとにかく真の「役職者」が生きている、という確定情報はなくなってしまうということを覚えておきましょう。

ただし「騎士」だけは要注意で、「騎士」のみ護衛を成功(いわゆるグッジョブ)させることで「騎士」が生きていることを証明できてしまうので、そこだけは気を付けましょう。

◆「預言者」騙りした場合は襲撃をリードするのが吉!

あなたが「預言者」騙りをしたい前衛的な「人狼」の場合はあなた自身が襲撃をすることをおススメします。それはなぜか?以下2つの理由があるからです。

①他の仲間の「人狼」としては「預言者」騙りの「人狼」の黒判定(偽の)予定先を襲撃しにくい。

・・・これは「人狼」が「預言者」のふりをする以上、いつかは誰かに黒判定(=占ったら「人狼」でした)を出さないといけなくなるので、仲間としてはその黒判定を出す予定先を狭めたくはない。

②自分が破綻して、その代わりに仲間の「人狼」を生かす、という選択肢が生まれる。

・・・「人狼ゲーム」はあくまでチームプレイです。もちろん「人狼」チームであれば「人狼」サイド全員が生き残っての勝利がベストですが、なかなかそうはいかないのが「人狼ゲーム」です。時には自分が犠牲となり、破綻してでも真の「預言者」を襲撃して残りの仲間を絶対に見つからなくする必要が出てくるかもしれません。その時に破綻、もしくは破綻に近い状況になったとしても良いという判断は「預言者」騙りをしている本人にしかできません。

◆常に「騎士」の護衛は念頭に置いておく。

「人狼」にとっての最大の敵は「預言者」「霊媒師」ではなく、「騎士」であると個人的に思っています。「預言者」や「霊媒師」には議論で対抗することは可能ですが、グッジョブが発生した場合、有無を言わさず確定する情報が出てしまうことがあるからです。「人狼」が襲撃したい思っている先は、「騎士」が護衛したいと思っているポイントでもあります。

「騎士」の護衛が成功してしまうと「人狼」陣営が全員ばれてしまった、なんてこともよくあります。

例えば真の「霊媒師」が「村人」目線確定している状況で、

・仲間の「人狼」が処刑対象になってしまった。
・その時の投票では他の「人狼」仲間は誰もその処刑対象の「人狼」に投票していない。
・その後「霊媒師」に襲撃をかけたらグッジョブが起こってしまった。

こういったケースで投票を洗われてしまい、「人狼」に投票していない他の「人狼」が処刑対象になってしまった。などがよくあると思います。

そうなっても言い返す余地を事前に作っておく(事前に仲間の一人は身内切り票を入れる、など)、もしくは「霊媒師」を確定させないために対抗でCOするか、初日に真の「霊媒師」である可能性がある人を襲撃しておくなど、逃げ道をいくつか作っておくことが重要です。

いかがでしたでしょうか。「村人」サイドの上級者は襲撃先から「人狼」の心理を読み取ろうとしてくるので大変やっかいですが、何より重要なのは「確定情報をなるだけ村に落とさない」ことが「人狼」陣営での立ち回りでのコツです。そのためには襲撃+役職者騙り+議論誘導をたくみに組み合わせなければならないのですが、それは大変難しく、何回もミスすると思います。でもそのミスから逆転できる(村人側もミスします)ところも対人戦である人狼ゲームの面白さなので、ぜひ失敗を恐れずどんどん襲撃先を指定しましょう。

■本日のまとめ

・襲撃先はどこでもOK!「村人」に惑わされるな。
・襲撃先をミスしても、次の日の議論で言い返せる余地は必ずある。
・初日に役職者COがなかったら襲撃先は後の議論でも利用しよう。
・「預言者」を騙ったら襲撃先をリードしよう。
・「騎士」に要注意!グッジョブが起こった後の言い訳も用意しておこう。