◆ゲームマスター(=GM)をやるメリット。
◆GMの流れ。
◆GM必携グッズ。
◆気を付けたいこと。
みなさんこんにちは。五本指ソックスの素晴らしさを世界に伝えたい。おおのです。
さて、今回まで読み進めていただいたみなさんならもう人狼ゲームの基本は知っていると思いますので、脱初心者に向けて今回は「ゲームマスターのやり方」について書いてみたいと思います。
ゲームマスター(以下:GM)をやることは人狼ゲームのスキルアップに役立ちます。
ある程度人狼ゲーム経験を積んだ人なら、一度はやってみることをおススメします。
◆GMをやるメリット。
GMをやると以下のようなメリットがあります。
・13人それぞれの目線に立って1ゲームを観戦できる。
・誰が「人狼」か答えを知った状態でゲームを見ることになるので、答え合わせのように観戦できる。
・上手い人(特に人外の時)のプレイを俯瞰で見ることができる。
・どこでゲームが動いたか(どんな一言で状況が変わったか)など感じることができる。
・「人狼」3匹がどういう役割分担をし、どう襲撃先を決めているか見ることができる。
・ゲーム終了後、「あの時こうすれば良かったねー」と上から目線でアドバイスできる。
このように人狼ゲームの理解がより深まるのでおススメです。
◆GMの進行。
GMとは人狼ゲームを一度でも遊んだことがある人ならお世話になっている、ゲームの進行を司る司会兼レフェリーです。GMの進行次第で、ゲーム時間が大きく変わります。
【GMのやること】
※アルティメット人狼ルールに準拠します。
(ゲーム開始前)
①プレイヤーに役職カードを配る。
②プレイヤー全員に互いが見えないように伏せさせて、各役職を確認する。
・3匹の「人狼」はお互いの顔を見て確認。
・「預言者」には確認の後、「人狼ではない誰か(GMが選んでよい)」を一人教える。
・「霊媒師」「騎士」「狂陣」は確認のみ。
(ゲーム開始・昼)
③全員を起こし、1日目の議論を開始。(初日は7~9分くらい)
④残り時間5分、3分、1分くらいのタイミングでみんなに残り時間をリマインドする。
⑤議論時間が終了したら、速やかに投票に移る。投票は挙手が早かった順に指定。
⑥最多投票の人がその日の処刑となる。複数人が同数票だった場合は、それぞれ弁明させた後、対象者以外で決戦投票(一斉投票)。決選投票でも同数の場合は、その日の処刑者はなし。そのまま夜になる。
⑦処刑される人が決まったら、遺言を言ってもらい。全員を伏せさせて夜のターンへ。
(ゲーム・夜)
⑧「霊媒師」を起こして、前日処刑された人が「人狼」か「人狼ではない」かの結果をハンドサインで教える。→確認できたら再び寝てもらう。
⑨「人狼」を起こして、今晩襲撃する対象者1名を選んで教えてもらう。
→確認できたら再び寝てもらう。
⑩「預言者」を起こして、今晩占う対象を指さしてもらい、その対象者が「人狼」か「人狼ではない」かをハンドサインで伝える。
→確認できたら再び寝てもらう。
⑪「騎士」を起こして、今晩の護衛対象者を1名選んで教えてもらう。
→確認できたら再び寝てもらう。
⑫全員を起こし、今晩の犠牲者を伝え(「騎士」の護衛成功の場合犠牲者なし)2日目の議論スタート。
以下③~⑫を繰り返し、「人狼」が3人とも処刑されたら「村人陣営の勝利」。「人狼」と「人狼ではない人(狂陣含む)」の人数が同数、もしくは「人狼」が上回れば「人狼陣営の勝利」となり、ゲーム終了。
以上がGMの主な進行となります。
◆GM必携グッズ
「人狼ゲーム」のいいところは紙とペンがあればどこでも遊べるところですが、以下のようなグッズがあるとゲームの進行がスムーズになります。
①人狼ゲーム用カード
「人狼ゲーム」は配役をランダムに決める必要があるため、専用のゲームカードがあると大変便利です。(ない場合はトランプなどでも代用可)。GMをやるなら1つは持っておくといいでしょう。できれば素材は繰り返し使用することを考えてプラスチック製のカードがおススメです。
この「はじめての人狼」はいつもお世話になっている「人狼ルーム」の児玉健さんが監修しており、イラストもかわいく、役職それぞれのテキストも1枚1枚ユニークなものになっており、おススメです。
②GM用シート&クリップボード
実際にGMの進行に役立つのがGM用シートです。これがあるとゲーム中の状況整理がしやすく、ゲーム終了後の振り返りにも便利です。いつも僕が使っているシートをこちらに置いておきますのでよかったらプリントアウトしてお使いください。
GM用シート(PDF版)
https://drive.google.com/open?id=1EvgRo39ZqzblH72DCpaEyeyzOF99zIQ7
GM用シート(Excel版) ※編集して使いたい方はこちらをどうぞ。
https://drive.google.com/open?id=1RYmY0iN5RCcyYOvxLgh1T2hEDI2Yn-De
また、GMはゲーム中歩き回ることが多いため、クリップボードがあると便利です。
③レーザーポインター
夜の時間の襲撃先や預言先、護衛先の確認に便利なのがレーザーポインターです。指さしだけの確認だと、確認ミスが起きやすく、ゲームの破綻を招きますので、できればひとつ持っておきたいグッズです。
④名札ホルダー
全員が知り合いの場合は必要ないですが、知らない人同士でゲームをすることも多いと思いますので、人数分用意しておくと名前の確認に便利です。
⑤キッチンタイマー
昼の議論時間を正確に計るためにあると便利です。スマホのタイマーでも良いですが、
残り時間が全員に見えるようなデジタル表示のタイマーが一番理想的です。
◆気を付けたいこと。
スムーズなゲームの進行がもちろん理想なのですが、慣れないうちは色々ミスすることもあると思います。(僕もいまだによくミスします)。以下のような場合に気を付けましょう。
①ルールやレギュレーションはしっかり最初に確認
昼の投票は自由投票かどうかや、「騎士」の連続護衛の有無、「村人」が騙る、「預言者」「霊媒師」が結果を騙るのはOKか?などは最初にしっかり確認しましょう。
②最初の「預言者」のお告げ先(「人狼」ではない人を選んで伝える)に気を付ける。
間違って「人狼」の人を指定してしまうといきなりゲームが破綻します。まさか、そんなことはないだろうと思うと思いますが、僕は2回このミスをしたことがあります。ミスした場合は素直に謝り、もう一度初めからやりなおしましょう。
③「騎士」の護衛先と「人狼」の襲撃先をしっかり確認。
こちらも①同様、うっかりしてると護衛が成功したのに襲撃が成功してしまって、「騎士」の人が「なんで!?」となってしまいます。このミスの場合でも初めからやり直した方が無難です。
④「人狼」の襲撃先、「預言者」の預言先、「騎士」の護衛先がひとつ隣にずれて認識してしまう。
役職者本人が指定した先があいまいな場合、GMは時間がかかってもしっかり確認した方が良いでしょう。レーザーポインターで名札を指して「この人で良いですか?」としっかり確認しましょう。
⑤議論時間は正確に。
昼の議論が白熱して面白くなった場合、ついついGMも観戦に没頭してしまい議論時間が終わっているのに忘れてしまうことがよくあります。これはキッチンタイマーがあれば防ぐことができます。
⑥投票時間が長くなりがちな場合は注意する。
ゲームが長くなってしまう原因は投票時間に長々と推理を話してしまいが長いことに起因することがほとんどです。できるだけ一人10秒以内で済ませてもらうようにしましょう。決戦投票時の弁明も同様です。
⑦議論がエキサイトしすぎた場合は止めて注意する。
本気になってしまうあまり、議論中にキツイ言い合いになったり、一方的になじるような言い方になってしまうこともあると思いますが、そこはきっちりとGMが介入して、みんなが気持ちよく議論できるよう制しましょう。議論は口喧嘩ではありません。
いかがでしたでしょうか。慣れないうちはミスすることも多く、ゲームを破綻させてしまうこともあると思いますが、一度経験するといかにGMが大変かがわかります。いつもGMをやってくれる人がいたら感謝しましょう。
次回はいざという時に危険を回避する「言い逃れフレーズ集」を書いてみたいと思います。
本日のまとめ
・GMをやると俯瞰で上手い人のプレイを観察できる。
・GMの進行によってゲームのプレイ時間は大きく変わる。
・GMシートやレーザーポインターなどでミスを防ごう。
・ミスった場合は速やか謝り、初めからやり直そう。
・スムーズな進行にはプレイヤーの協力も不可欠。
・GMをやってくれる人には感謝しよう。
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