第2回:【預言者①】ポンコツ「預言者」呼ばわりされないために覚えておきたいこと


◆村人チームの最強役職「預言者」をまず理解する
◆「預言者」の最大の義務とは?
◆「狼」は包むように寄せよ
◆ビギナー「預言者」のおススメ占い位置

◆村人チームの最強役職「預言者」をまず理解する

全国3000万の人狼ファンのみなさま。こんにちは。おおのです。

さて第2回なんですが、まずお詫びです。

前回の結びに「人狼が役職を騙るのに効果的な方法」をほじくると言いましたが、スミマセンあれは嘘です。

よくよく考えたら、それぞれの役職の立ち回りを説明せず、その役職のなりきり方を説明するのには無理がありました。

といわけで、今回は村人の憧れる役職No.1の「預言者」について書きます。

「預言者」の能力は以下のとおりです。
(アルティメット人狼ルール準拠)
①ゲーム開始時にGM(ゲームマスター)から「人狼」ではない人を1人教えてもらえる。
②毎晩任意の人を選び、その人が「人狼」なのかそうでないのかを知ることができる。

まず①ですが、もうスゴイです。
預言者以外はゲーム開始時は自分以外の12人中から3人の「人狼」を探さなければならないのに対して、預言者は11人中3人探せばいい状態でスタートします。

さらに日を重ねるごとに②の能力で預言者だけ絶対の情報を得ることができます。
「人狼が誰なのか?」という推理だけに絞ると圧倒的なバランス崩壊のチートキャラと言えます。力が強大すぎて「人狼」チームが最も警戒する役職なのは周知のとおりでございます。

しかしこの強大な力をコントロールできずに滅んでいく村を僕はこの目で幾度となく見てきました。(あるいは自ら滅ぼしてきました……。)

せっかく「預言者」を引いたのにポンコツ呼ばわりされる。そんな悲しい思いをしないためにも「預言者」の力の正しい使い方をみなさんに共有したいと思います。

便宜上、このブログでは
占い結果:黒=人狼を見つけた
白=占い結果が人狼ではなかった
と表現させていただきます。

◆預言者の最大の義務とは?

一般的に「預言者」の役割を「人狼を見つけること」と考えてしまいがちですが、実は違います。よく3日連続で占い結果を白判定を出して謝ってる人がいたりしますが、謝る必要などないのです。

なぜならば、たとえ占い結果で「人狼」を見つけたとしても、その「預言者」が信じてもらえなければその情報は何の意味もないからです。逆に言えば信用を得ることで、預言者の占い結果は村人にとって「確度の高い情報」になり、これ以上ない推理の材料になります。

なので「預言者」が一番意識しなければならないことは、

「村人の信用を得ること」なのです!(ドヤァ)

そしてその次に大事なのは「得た情報を正しく村人に伝えること」です。
その情報とはもちろん黒(人狼)でも白(人狼以外)でも立派な情報です。
どこに人狼がいるのかは村人全員で考えればよいのです。

村にとって一番恐ろしいのは預言者が何も情報を落とさずにいなくなることです。
「預言者」が何のカミングアウトせずに初日に吊られたり、咬まれたりした時点で村の勝利はかなり遠のくことになります。

というわけで、

①村人の信用を得る。
②得た情報を正しく村人に伝える。
③初日は何が何でも生き残る。
自信がなければ初日にカミングアウトしておけば無難。

この3つが強大な力を一人だけ手にした「預言者」に課せられた義務、ノブレス・オブリージュなのです!(使い方あってる?)。

◆「狼」は包むように寄せよ

将棋には「玉は包むように寄せよ」という格言があります。
相手の王様を詰ますのに、一方向から攻めるのではなく、逃げ道を塞ぎながら攻めていきましょう、という意味です。

これは人狼ゲームでも同じことが言えます。

占い結果で3日連続黒を出せれば理想的ですが、残念ながらそんなことはなかなかありません。

「預言者」の占い結果で、黒判定が出て人狼を1匹吊ることができたとしても残り2人が見つからず、結果負けてしまうことがよくあります。村人チームが勝つには3人見つけて吊りきらないといけないのです。

そういう訳で考え方としては黒を3人「預言者」が見つける、という思考ではなく村人全員で協力して9人の白を証明して、結果として残りの4人の人狼陣営(3人狼+1狂陣)をあぶりだす、ということが失敗の少ない考え方です。

「預言者」の白判定、もしくは議論の中で自分が白だと証明できる人を増やし、徐々に人狼のいる位置を狭めていく、「狼」を包むように追い込んでいくイメージです。
自信を持って、村人の白判定を増やしていきましょう。

◆ビギナー「預言者」占いおススメ位置

ではどうやって占いの優先順位を考えるか、それは「人狼」の場所を狭めていくことができる位置がおススメです。

初心者「預言者」でありがちなことに「対抗の預言者をつい占ってしまう」ということがあります。
自分が預言者だから、相手は絶対偽物=人狼の可能性が高いという
思考での占いですが、それでは「人狼」の場所を狭めることにはなりません。

例えば議論初日に預言者だと名乗りでた人が3人出たとします。(便宜上今後「預言者」だと名乗りでること→預言者カミングアウトを「預言者CO」と略します)。
3人預言者が出たということは村人目線では本物:1、偽物:2がいることがわかります。
偽物:2は嘘をついているわけですからおおよそ「人狼」「人狼」もしくは「人狼」「狂陣」の組み合わせであることが推理できます。

つまりこの3人の中に最低1匹は人狼がいる、ということが全員の共通の情報となります。

逆に言うと、「預言者」CO以外の10人の中に1匹もしくは2匹潜んでいることになり、こちらの役職COしていない人狼の方が吊ることが大変なことがわかります。
(預言者COの3人のいずれかを吊ると3分の2で人外が吊れるのに対して、非預言者COの10人を吊ると人外を吊れる率は10分の2)。もしこの時霊媒師も2人COしていれば、預言者3人+霊媒師2人のうちに偽物役職者が3名いることになり、最低2匹の人狼がこの中にいることになります。
つまり残り8人のうちに人狼が1匹いる可能性が高く、この潜伏狼1匹の居場所を狭めるため、この“非役職者COの8人の位置から占うことこそがラストウルフの逃げ場所をなくしていく有効な占いとなります。もしこの8人の中から潜伏狼を一発で見つけられるようなラッキーがあれば村人チームの勝利はグッと近づきます。

以上が僕が「預言者」を引いて占いをする際の基本的な考え方です。
もし占い先に迷ったら思い出してみてください。

今回は「預言者」の基本的な考え方と占い方針のお話でした。
次回は「では預言者が信用を得るにはどうしたらいいのか?」を考えたいと思います。
ハッキリ言ってあまり自信ないけど頑張って書きます。

★本日のまとめ★
・「預言者」にとって一番大事なのは黒出しすることではなく、
「信用を得ること」!
・狼は包むように寄せよ!
・占い先は「非役職CO=狼の潜伏先」が基本的にはオススメ!

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