第16回:【人狼④】ピンチの時に使える回避フレーズ


◆序盤からいきなりピンチ!どうする?
◆序盤の投票回避フレーズ。
◆真「預言者」から黒出しされた時の回避フレーズ。

みなさんこんにちは。食用キノコと毒キノコを見分けられるようになることが来年の目標の男、おおのです。

◆序盤からいきなりピンチ!どうする?

「人狼」を引いてさあ初日どう動こうか。役職騙るか、潜伏するかどうしようかな……、と考えているといきなり他の村人から

「〇〇さん、なんだかいつもと様子が違いますね。もしかして『人狼』なんじゃないですか?」

と、図星なことを指摘されて、しどろもどろになってしまい、ウソをなにひとつつくこともなくただただ吊られてしまう……。そんな経験ありませんか?(僕は本当によくあります。)

ウソをついてから疑われて吊られるならともかく、まだ何もウソついてもいないのにウソつき呼ばわりされてゲームから退場なんて本当に酷い話ですよね。「村人」陣営はありとあらゆる言葉の罠やハッタリで「人狼」陣営をあぶりだしてきます。意地悪な村人たちから「人狼」陣営が逃れる術を考えていきましょう。

◆序盤の投票回避フレーズ。

①「僕は『預言者』です!投票してはいけません。初日のお告げ(最初にGMから教えてもらえる人狼ではない人)は〇〇さんです。」(おススメ度=◎)

はい、出ました。定番中の定番。「人狼」「狂陣」の「預言者」騙りです。「預言者」は村人陣営にとって最重要役職なので、初日の昼に万が一処刑するようなことがあると村人陣営が「人狼」を3匹見つけるのはほぼ不可能となってしまいます。よって真の「預言者」ある可能性がある人に初日の昼から投票はしづらいことを利用した騙りです。

ポイントは「初日のお告げ先(=一人だけ知ってる人狼ではない人)をしっかり擁護することです。その人に自分が投票するようなことがあってはすぐ偽物とばれてしまいます。気を付けましょう。そこさえ気を付ければ、真の「預言者」を除いて、他の村人の誰もあなたのことを絶対に偽物であると言い切ることはできません。

また、対抗に真の「預言者」や「狂陣」がCO(カミングアウト)してくる可能性がありますが、「人狼」陣営にとって誰が真の「預言者」なのか位置がわかることは良いことです。議論で戦ってもいいし、夜に襲撃しても良いでしょう。とにかく初日の段階では誰も真の「預言者」が誰か断定することはできないのです。困ったら「預言者」を騙りましょう。

②「僕は『霊媒師』です!投票してはいけません」(おススメ度=〇)

一見①の「預言者」騙りと似ていますが、「預言者」騙りと比べると生存率は少し下がります。本ブログの第4回(リンク貼る)でも書きましたが、複数の「霊媒師」COがあると「霊媒師ローラー」という村の選択が発生するからです。しかし、「霊媒師ローラー」で「人狼」陣営のパワープレイを回避するためには2日目からでも間に合うため、初日の生存率はこの一言で高まることは間違いありません。しっかり「人狼」を探すふりをして2日目の議論で白アピールできるよう準備しましょう。

③「僕は『騎士』です!投票してはいけません」(おススメ度=△)

「騎士」は「預言者」に次いで大事な役職です。なので「騎士」騙りをすればその日の投票を免れる確率はグーンと上がることは間違いないでしょう。しかし、「騎士」騙りには大きなリスクがあります。それは、次の日を迎えてまだ生きていると偽物であることがほぼバレる、ということです。(「騎士」は自分を守れないため)もし騙るのであれば、次の日を迎えた瞬間「あれ…、なんで俺は生きているんだろう?」という演技をするように準備しましょう。

また、真の「騎士」が対抗COしてくる可能性もありますが、その場合はむしろラッキーです。迷わず夜に襲撃してしまいましょう。そして次の日すかさず「よし!「狂陣」の方を襲撃してくれた!やったぜ!」と言えば、もしかしたらその日も処刑は免れるかもしれません。(たぶん無理だけど)

その代わり、真の「騎士」を確定で消すことができるのは「人狼」陣営にとって大きなアドバンテージです。

④「僕は何も役職をもっていません。役職者が吊られるくらいなら僕が吊られた方がいいですが、貴重な吊りは『村人』に使うべきではありません!『人狼』に投票したいです!」(おススメ度=〇)

いわゆる「村人」COというものです。「人狼」だったら何かしら役職をCOしてくるはず、という村人陣営の心理をついての「村人」騙りで自分の白さをアピールできます。「役職者が吊られるくらいなら自分が吊られた方が良い」というフレーズでいかにも自分が村のためを思っているかをあざとくアピールできます。「預言者」騙りや「霊媒師」騙りで真役職の人と対抗して戦う自信がない、という方には特におススメのフレーズです。ただし、「村人」COをするということは、他の2人の「人狼」仲間に役職騙りは任せたという意思表示になるため、仲間の「人狼」が役職を騙ることが苦手そうなら避けた方が良いでしょう。

◆真「預言者」から黒出しされた時の回避フレーズ。

せっかく初日の議論はしのいだのに、2日目早々真の「預言者」候補がニヤニヤしている……、そんな時あなたは準備しなければいけません。そう、あなたが「黒出し」される可能性があるのです。

では実際に黒出しされてしまったら何と言えば良いでしょうか。

①「やった!僕は『騎士』です。あなたは偽物ですね。」(おススメ度=◎)

一般的に「騎士」COは悪手とされていますが、真の「騎士」が偽の「預言者」から黒出しされた場合は別です。なぜなら「騎士」は襲撃を受けることで自身の真を証明ができるため、黒出しをされた状態で自分が襲撃されることで自分が真の「騎士」と証明される=偽の預言者が破綻となり、村に確実な情報が多く残ります。この情報が村人に共有されることが「騎士」が潜伏して生き残ることよりも村にとって有効です。

これはそのことを利用した「人狼」による「騎士」CO(騙り)です。上記の理屈でその日の投票をしのぐことができる可能性が上がります。次の日に吊られる可能性が大変高いですが、ただ単に吊られてしまって真「預言者」の可能性が高まってしまうよりはマシです。なぜ他の役職でなく「騎士」なのかというと、基本「騎士」はCOしないため「なんでもっと早くCOしてくれなかったんですか?」という問いから避けるためでもあります。

②「ははーん、引っ掛かりましたね。真の『預言者』はワタシです!この人狼め!」(おススメ度=△)

目には目を、「預言者」には「預言者」を、ということで黒出しされた瞬間に自分も「預言者」COしてしまって場を混乱させる一言です。はっきり言って苦しまぎれではありますが、とりあえず場は盛り上がりますし、貴重な村の議論時間を削ることができます。そしてなんといっても、これだけ怪しくCOしたとしても真の「預言者」である可能性がまだ残るところが人狼ゲームのすごいところです。真の「霊媒師」さえ確定できなければ、これだけ怪しくCOしてきた「預言者」にすら真の可能性が出てくるのです。COせずにただ吊られれば、可能性はゼロです。

③「フーン」(おススメ度=★)

これは真の「預言者」の黒出しに動じないことで、周りに「この『預言者』は偽物ですよ」とアピールするという騙りです。この「フーン」の後に畳みかけるように「預言者」の偽要素、もしくは自分の白要素をアピールできれば、形成は逆転できることもあります。人狼ゲームに自信がある人には特におススメです。繰り返しになりますが、「預言者」が真だと確定するのは村にとっては難しく、たとえ黒出しをされてもそれを信用できるかどうかは他の村人には難しいのだということを忘れないことが大事です。

いかがでしたでしょうか。とにかく「人狼」の場合はただ黙って吊られることが最悪で、吊られるとしても何かしら騙ったりあがいたりすることで「人狼」陣営が勝つ確率が少しでも上がるよう努力することが大事です。頑張りましょう。

本日のまとめ
・序盤に吊られそうになったら「預言者」COが無難!
・白アピールに自信があれば「村人」COも有効!
・「村人」は「預言者」の真贋はそう簡単には見分けられない。
自信もって真「預言者」を偽物扱いしよう。
・ただ単に黙って吊られるのだけはNG!

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