◆最速ラストウルフで大ピンチ。
◆落ち着いて周囲を確認。逆境を楽しもう。
◆注意を払うべきは終盤の襲撃先&理由。
みなさんメリークリスマス。みんなでケンタッキー食べる時、ドラムばかりを狙って食べる男、おおのです。
◆最速ラストウルフで大ピンチ。
初日の議論でなぜか仲間の「人狼」が吊られ、2日目に「預言者」がいきなりもう一人の仲間の「人狼」を見つけてしまい、2日目にまた仲間が吊られてしまって大ピンチ。そんな状況ってありますよね。そんな時、半分あきらめてしまって、推理ができなくなって黙りこくってしまったりしてませんか?でもあきらめる必要などありません。むしろそこから逆転勝利などよくある話なのです。ではどうすればその逆境から逆転の芽を出すことができるか?考えてみたいと思います。
◆落ち着いて周囲を確認。逆境を楽しもう。
2日目の昼の処刑が終わった段階でいきなりラストウルフでどうしよう……、困りますよねわかります。しかし、まだその段階ではあと自分しか「人狼」が残ってないことに気づいているのは自分だけです。まったくもって心配する必要はありません。まずはショックでひきつった顔をなんとかしましょう。そして早速ラストウルフには仕事があります。そう、今晩(2日目夜)の襲撃です。
ここでは様々な選択があります。もはや仲間の「人狼」はおらず、「人狼」陣営の方針は自分で決めていいので好きなコースを選びましょう。
①真「霊媒師」襲撃コース。
②真「預言者」襲撃コース。
③その他襲撃(「騎士」狙い)コース。
もちろんそれまでのゲームの展開によって選択は変わります。
(仲間の「人狼」が「預言者」を騙った、「霊媒師」を騙った、何も騙らず吊られてしまったなど)
今回は仲間の「人狼」が両方とも何も騙らずに吊られてしまうという最悪のケースを想定して考えてみたいと思います。
①真「霊媒師」襲撃コース。
まず真っ先に思い浮かぶのがこれではないでしょうか。もしそのゲーム中に「霊媒師」のCO(カミングアウト)が一人しかおらず、みんなから信用を得ることに成功した「霊媒師」を始末すれば、2日目の処刑者の正体はわからず、次の日の議論も残り「人狼」の数がわからなくなるはず……。確かにその通り。なのですが、役職者を襲撃する=どうしても追放しないと困るということで「村人」からは「『霊媒師』襲撃ってことは、昨晩の結果は黒判定(=「人狼」)だったのでは・・・?」という推理が当然出てきます。その対策ができるならば選択して良いコースです。
しかし、「狂陣」が「霊媒師」対抗COで出てきている場合は、襲撃は避けた方が良いでしょう。「霊媒師」が二人いる時点ですでに村には確実な「残り人狼数」はわからなくなっています。「霊媒師」は昼の議論でできるだけ2人とも処刑するように促しましょう。そうすればラストウルフのあなたの命が2日延びます。
②真「預言者」襲撃コース。
そのゲーム中にラストウルフのあなたの場所を特定できるのは真「預言者」しかいません。よって基本的には真「預言者」の襲撃を僕はおススメいたします。2日目の夜に襲撃成功すると、「預言者」の確実な情報は初日の白先(お告げ先)と2日目の占い先(黒もしくは白)の2人分しかありません。ということは3日目の昼段階(処刑×2、襲撃×2が終了)で9人残りのうち確実な村人(真「預言者」に白出しされた人)が最大2人なので、「村人」陣営は白先の2人(最大)を除いた7人の中から1人しかいない「人狼」を探さないといけなくなります。「霊媒師」CO者を確白「村人」とカウントしても6人の中から1人になります。
これは「狂陣」が「預言者」対抗COしている場合で、「人狼」のあなた目線で真「預言者」と「狂陣預言者」の見分けがつかない場合でも、「預言者」CO者への襲撃は有効です。真「預言者」が襲撃できていればOKですし、「狂陣預言者」を襲撃しても残った真「預言者」の信用は下がります。あなたがラストウルフであるということを見つけて、その情報を村に確実に伝えることができる手段は奪われるため、「村人」たちの推理のよりどころを減らすことができます。
③その他襲撃(「騎士」狙い)コース。
このコースは少し腕に覚えがある人ならぜひ一度は試す価値のあります。真「預言者」・真「霊媒師」が生き残ってしまいますが、それでも勝ちに誘導することは可能だからです。いつか自分に「黒出し(=人狼判定)」してくる真「預言者」を議論で勝たないといけなくなりますが、
・初日に襲撃された人が真「預言者」だったのでは?
・対抗COしている「狂陣預言者」の方が真の「預言者」なのでは?
・真「預言者」なのになぜいつまでたっても襲撃されないんですか?
などの理屈で真「預言者」を偽物に仕立て上げて勝つことは可能です。
また、さらによりスリルを求める方におススメなのは終盤の「騎士」CO(騙り)です。
それまでに真の「騎士」が襲撃できていれば乗っ取って一日延命することができます。しかし、その次の日に襲撃されていないと偽物だとばれてしまうので、最終日(残り3人、もしくは4人)か、確実に「狂陣」が生き残っている場合の残り5人、もしくは6人の場合に実行しましょう。
◆最終日のひとつ前に誰を襲撃するのか、という問題。
どうにかピンチを乗り越えて最終日(残り3人、もしくは4人)まで来ることができたとしましょう。ここまでくればもはや「人狼」陣営が勝つ確率は50%以上といっていいでしょう。単純に考えて3人中「人狼」は1人だからランダムに処刑されたとしたら「人狼」が処刑される確率は33%です。自信を持って議論に臨みましょう。
最終日は誰が怪しいかというよりは自分の白アピール合戦になります。白アピール合戦では一番有効なのはもちろん「人狼」に投票したかどうか、が一番のアピールポイントにはなります。ゲーム中「霊媒師」がほぼ確定している状況では、身内切りしていない限りはラストウルフのあなたはかなり不利な状況になっていることが多いと思いますが、それでも言い返す余地はあります。
大事なのは、最終日までにどれだけ村に確定の情報(真「預言者」が誰なのかなど)を共有させないかが重要です。確定情報をできるだけ減らせておければ初日に「人狼」に投票していないのが自分だけだったとしても、
・初日にあなたたちは「人狼」に投票したといいますが、決定票ではないですよね?ライン切りの可能性もありますよね。
・情報が少ない初日に「人狼」に投票したという方が不思議ですよね。もしかしたら答えを知ってる「人狼」仲間だからライン切りした可能性もありますよね。
・もしかしたら初日に襲撃された人が真「預言者」だったんじゃないですか?
とか言えることはいくらでもあります。
悩ましいのは最終日のひとつ前に誰を襲撃するか、ということです。
最終日のひとつ前というと残り5人の議論で一人吊られて4人。つまり自分以外の3人のうち誰を襲撃するか、という選択で、自分を疑っている人を襲撃するのか、自分を信用してくれてる人を襲撃するのか、という問題です。
自分を疑っていた方を襲撃したのであれば「僕を疑っていた人を襲撃することで僕に疑いを向けさせようという陰謀だ!」と言い返せますし、自分を信用していた人を襲撃すれば「(自分を疑っている「村人」に対して)このまま僕を吊って「人狼」が勝とうとしてます。危ないです!」ということができます。というわけで最終日の議論で白アピール要素が少ない人を残す、という考えで襲撃するのが良いでしょう。
しかし、人狼ゲームを本当に楽しみたいのであれば、前回(第18回)で述べたとおり、一番盛り上がる最終日を普通にしてしまってはもったいないです。最終日はギャラリーが10人います
(GM入れたら11人)ので、できれば「最終日はどの組み合わせで面白くバトルするか?」という観点で最後の襲撃先は決めるのも良いでしょう。初参加の人がいたら、その人に決定票が回るようにしてあげるといいですね。
本日のまとめ
・いきなりラストウルフというピンチを楽しもう。
・確定情報を消すための襲撃が基本。
・上級者は役職者を残して議論で勝利を狙おう。
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